税理士の試験ってどのくらいの難易度なの?正解率は?勉強方法を紹介

税理士とは、税金の手続きなどの相談にのったりします。
主に個人や中小企業などの税金に関する手助けをする役割となっています。
税金などに関して強い味方となりますからとても大切な仕事ですね。
そんな税理士になるには、国家試験に合格しなければなりません。
国家試験ですからそれだけ難易度はあがります。
そこで、税理士の試験はどの程度の難易度なのかについてご紹介したいと思います。
税理士の試験内容の正解率は?
まずは、税理士の試験についてご紹介します。
税理士になるためには、年1回の筆記試験で60%以上の正解率をださなければいけません。
試験は全部で5科目となっています。
・簿記論
・財務諸表論
・所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税のなかから3科目
これら5つの正解率が全て60%以上の得点をとる必要があります。
それがかなり難しいのです!
なぜなら、それぞれの科目の正解率は20%前後となっており、1科目60%以上とるのも一苦労。
税理士の試験は公認会計士などの試験の難易度と変わらないと言われています。
そのため、税理士の試験に一発で合格する人はほとんどいません。
一発で合格できたら、本当に奇跡といってもいいかもしれませんね。笑
一般的には、合格するまでに2~5年で合格すると言われています。
中には5年以上かかっても合格できない人もいますから、相当難易度が高いことがおわかりいただけたでしょうか?
そのため、合格率も低いです。
平成27年度の合格率は18.1%
平成28年度の合格率は15.8%
となっています。
5~6人に1人しか受からないという現状です。
税理士の試験に合格するためには
先ほども言ったように、税理士の試験を一発で合格するのはかなり難しいです。
そのため、長期的な計画をたてておいたほうがよいでしょう。
まず、初めての試験のときには1~2つは60%以上に達するようにするとよいでしょう。
1度60%以上達することができれば、その科目は合格した状態になります。
その合格した状態の有効期限などはありませんので何度も試験をうけて、5つ合格をとるという形をとる人が多いようです。
一気に全てを60%とろうとするのではなく、できれば最初は1つか2つに絞って勉強をして合格した科目数を増やしていったほうが効率的ですのでぜひその方法を試してみてください。
ちなみに受験料に関して説明したいと思います。
1科目:3500円
2科目:4500円
3科目:5500円
4科目:6500円
5科目:7500円
となっています。
どのくらい勉強をするの?
税理士の試験勉強をする時間は、短い人で2500時間、長い人は5000時間
と言われています。
計画としては、5年かけて合格できるような計画をたてるとよいでしょう。
人によっては、高卒であったり理系の人が税理士を目指す場合はさらに勉強が必要となってきます。
それは、大学で税法を学んでいないからです。
そのため、まずは日商簿記1級を合格させてから税理士を目指すことができるのです。
日商簿記1級をとるためには、大体500時間以上の勉強時間が必要となります。
まとめ
税理士の試験は、簡単に言えば相当難しいです。
合格率も20%もいきませんし、一発で合格できる可能性はさらに低いです。
最低でも2~5年をかけて合格できる試験ですので長期的な計画性が必要となります。